日本の免税店で人気の商品は?


免税店では外国人観光客などが買い物をした際に、消費税が免除されることから多くの外国人観光客で賑わっています。
免税対象品はさまざまですが、日本の免税店で人気の商品について気になっている方もいるのではないでしょうか。
今回は外国人観光客が日本の免税店で購入する人気の商品について解説するので参考にしてみてください。

免税の対象になる商品について


免税の対象になる商品については定められているため、場合によっては購入した商品が免税対象外になる可能性もあります。
免税の対象になる商品についての区分は一般物品・消耗品の2種類であり、一般物品は5000円以上で消耗品は5000円以上50万円以下が対象です。
一般物品の対象になっている商品は電化製品・時計・民芸品・衣服などが含まれ、消耗品の対象になっている商品は飲食料品・化粧品・医薬品などが含まれています。
外国人観光客は免税店でこれらの商品を購入しますが、消費税が免除されるためお得に買い物が可能です。

人気の商品について


免税店によって取り扱っている商品などは違いますが、外国人観光客が多く購入していく商品はある程度決まっています。
日本の免税店では売上を伸ばすためにも人気商品を中心に取り扱っている傾向にあり、どの商品が良く売れているかについては把握しておくことが大切です。
また、免税店によってはジャンルに関係なく雑多に免税品を取り扱っている場合や、ジャンルごとに特化した免税品を取り扱っている場合もあります。
人気の商品についても解説するので参考にしてみてください。

化粧品


日本で開発・販売されている化粧品は質が高いことから、外国人観光客からも高い人気を誇っています。
また、お土産としても人気が高く、化粧水や乳液などからコスメなど幅広い商品が購入されているのが特徴です。
化粧品によっては日本でしか入手できないものもあるため、大量に購入していくケースも珍しくありません。
注意点としては化粧品は消耗品に該当しており、50万円の購入上限額があって他の消耗品との合算金額がある点といえます。
免税店側からしても外国人観光客の国籍などに関係なく売れやすく、さまざまなメーカーの商品をラインナップに揃えていることが多いです。

電化製品


電化製品も免税店では高い人気を誇っている商品であり、日常的に使用する電子レンジやドライヤーなどが人気といえます。
日本の電化製品は質が高いだけでなく、丈夫で取り扱いもしやすいため世界中で日本の電化製品を好んで使用している人が多いです。
電化製品は一般物品に該当することから、購入上限がなく複数種類の電化製品を購入して家で使用するケースは珍しくありません。
また、免税店では取り扱っている商品も海外の電圧に返還できるものなども用意されているため、外国人観光客からしても買い物がしやすいでしょう。

ブランド品・時計など


ブランド品・時計などはもともとの金額が高いことが影響して、消費税が免除されるだけでも購入費用が大きく抑えられます。
加えて一般物品に該当しているため、購入金額などを気にせずに自分で使用するのが目的なら好きなだけ購入が可能です。
ブランド品・時計などは国内メーカーのものだけでなく、海外メーカーのものも取り扱っています。
そのため、海外旅行をしたタイミングで一気に気になっていたブランド品・時計を購入するケースは多いです。

免税店は円安になったほうが売上が伸びる


免税店は円安になったほうが売上が伸びる傾向にありますが、理由としては外国人旅行客が多くなる・購入金額が安くなる2点が挙げられます。
円安とは日本円の価値が下がっている状態になるため、少ない外貨で日本を多く購入できる状態です。
例えば、円安ドル高の状態で1ドル=150円と仮定すれば、1500円の商品を購入するのに10ドルで済みます。
一方で円高ドル安の状態で1ドル=50円と仮定すれば、1500円の商品を購入するのに30ドルが必要です。
このように円安の状態であったほうが少ないドルで日本に来れて、免税店でも多くの買い物ができるようになります。
結果として免税店では円高の状態よりも円安の状態の方が売上が伸び、外国人旅行客が多くなるのに加えて一人一人が使用する金額も大きくなるのが要因です。

免税店は円安などを考えて商品を揃えている


免税店は円安などの状況も考えて商品を揃えており、円安の状態では比較的高い商品であっても売れる可能性が高くなります。
反対に円高の状態では外国人旅行客が使用する金額が少なくなるため、購入しやすいようなラインナップを揃えるなどの対策が必要です。
免税店では全体的なバランスを考えるのに加えて、どのような商品が海外では流行しているかなども視野に入れて考えています。
定番の人気商品を抑えながら流行の商品も揃えて、円安と円高の流れに合わせながら仕入れなどを考えているのが特徴です。